小売業は、その国の生活を映す鏡のような存在であるが、世界のショッピングセンターや小売店の実情から、生活全般の変化を考える。
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イーアスつくば1年目の変貌
スペインのザラが新たに加わった


 35年ほど前、初めてアメリカのショッピングセンター(SC)を視察した時、どうしてこんなに活気があって、楽しいのだろうと思ったものです。何度か訪ねて分かってきた事は、1年中テナントの変更があるということでした。後で調べてみるとアメリカのSCでは、1年でテナントの約15%は入れ替わっているということです。日本だとテナントが撤退するSCは、儲かっていないSCのレッテルが貼られてしまいますが、アメリカでは、それが活性化につながる要因になっているのです。もし、テナントが変わらず、何時行っても同じ顔ぶれであったら、お客はすぐに飽きて足を運ばなくなってしまうでしょう。
 
 つくばエクスプレス(TX)の研究学園駅(茨城県つくば市)前にオープンした「イーアスつくば」は、10月31で丸1年を迎えます。1年後の様子がどんなものか、久し振りに訪問してみました。店舗は、オープンのときよりも、その後どう変わったかを見ることが大事だといわれます。オープンのときには、店舗側の思い込みもあって、やってみてようやく分かってくることがあるからです。また、時代の変化にも当然合わせていかなければなりません。

 イーアスつくばにも、変化が見られました。13店のテナントが、新しく加わっていたのです。オープン時が221店ですから、それから言えば1割にも足りませんが、それでもSCの顔に匹敵する部分が変わって、イメージは大分違います。大きく変わったのは、イーアス1階のセンター・コートの部分です。この角の位置に10月19日スペインのザラがオープンしました。その横には9月7日にオープンしていたラブドゥローズ、通路挟んで右横に7月30日にオベークドットクリップが、その横に8月6日にフィールドドリームがオープンしました。ザラは、以前もファッション衣料の専門店があった場所ですが、後ろにあったダイソーがあったところまで売場を広げてメンズ・レディス・キッズとフルライン構成にしています。ちなみにここにあったダイソーの店舗は、2階の遊戯施設、ナムコランドの近くに移されました。

 ザラが入ったエリアは、以前もファッション衣料のゾーンでしたが、それぞれが個性を主張し合い、さらに100円ショップ、ダイソーのお客なども混じって、はっきりした選択肢を提示できていなかったと言えます。お客にインパクトを与えて、相乗効果につなげることができなかったのです。今回は、大型のザラを核にして回りに同レベルのファッション専門店を配置したことで相乗効果が出ています。全体でファッション性の高いSCのイメージが生まれたのです。

 ザラ効果とでも言うのでしょうか、客層も変わっていました。これまでは若い子連れのママが中心でした。ところが、ファッション性の高い若い女性が多くなっています。さらに、それに引きずられたのか、ファッションにうるさい若いママもこれまで以上に増えています。今回増えた新しいお客からすると、これまでの専門店ではファッションの欲求が満たされなかったということなのでしょう。

 フード関係では、3階のフードコートにすき家が入りました。ここは当初香港粥麺専科という名の店が入っていました。もう一つハワイのロコモコやオリジナル洋食を出していたY‘sキッチンという店があったのですが、常陸の郷という名のおそばやに変わっていました。それから考えるとフードコートは、おかゆやロコモコなどのユニークなものより、牛丼やおそばのようなポピュラーなものの方がいいようです。フード関係は、他にも「椿や」という名の甘味店が新しく加わりました。

オリーブ・デ・オリーブ

スターベーション


 その他2階フロアでは、薪ストーブ・生活雑貨のファイヤーライフ、レディスのオリーブ・デ・オリーブ、ディップ・ドロップ、メンズ・レディス・シューズのハッシュ・パピー、ファミリー・カジュアルのスターベイジョンズなどが加わりました。さらにリニューアルしたサイバーダインスタジオなどもあって、充実した内容を見せていました。つくば地区はSCの激戦地ですが、ファッション性ではイーアスが一歩前に出たようです。果たして他のSCは次にどんな手を打つのでしょうか。
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