小売業は、その国の生活を映す鏡のような存在であるが、世界のショッピングセンターや小売店の実情から、生活全般の変化を考える。
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ル・コルビジェのサボア邸など充実した日々

シンプルなル・コルビジェのサボア邸

 パリでの予期せぬ時間の増加を活かして、有名な建築家ル・コルビジェが設計したビラ・サボアを見学に行きました。ビラ・サボアは、サボアという人の別荘で日本語ではサボア邸と言うようです。パリの中心から約1時間、地下鉄と鉄道を乗り継いでポアシーという終点の駅で降ります。そこからバスに乗り10分程乗るとサボア邸に到着します。この辺りはパリ市内とは違って、素敵な一軒家の建つのどかな高級住宅地といったところです。駅から歩いてもたいした距離ではなかったのですが、初めてのことで道に迷うのを心配してバスを利用しました。帰りは食事がてら歩いてポアシー駅まで戻ってきました。

 バス停に降り、少し歩くと金網の塀があります。その間にある入口は簡単なものです。立看板がなければサボア邸の入口とは気付かないのではないかと思います。木々に囲まれた小道の先に広い空間があって、その真ん中に白い建物が置かれています。建っているというよりも置かれている、という感じなのです。何の飾りも無く、一見したところ、ありきたりの建物のようであまり衝撃は受けませんでした。ところが、建物の中を見てから、改めて外の空間に目を移した時、印象はがらりと変わるのです。

 サボア邸を一言で表現しなさいと言われれば、私は「シンプル」と言います。そのシンプルさは、機能からきています。シンプルに機能を追及し、美しい空間を創り出しているのです。シンプルであるから美しいのです。ル・コルビジェは、この建物を1928年から1931年に建設したそうですが、現在の生活にも十分対応できる建物です。実際、見学していてここに住んでみたいと思いました。サボア邸は、「明るい時間」との名称を持ち、ル・コルビジェが提唱する「現代建築の5原則」、すなわち「ピロティ」「屋根の上の庭」「自由な設計」「横長の窓」「自由なファサード」を正確に実現した建物と言われています。現代建築はここから出発していると言っても過言ではないようです。

 サボア邸は、パリ市内の観光場所とは違って、人はあまり多くありません。実際、見学中に一緒になった他の見学者は一組位しかいませんでした。様々な花の咲く庭の隅に立ち、しばらく白い建物を見続けました。パリで足止めを食っていなければ、こんな時間は、永久に持てなかったかもしれません。一時の静寂を後にして、また観光客でごった返しているパリの中心地に戻りましたが、今回のフランス旅行で、最大にして最高の収穫だったような気がします。
レンタルサイクルで軽快にパリ見物

 パリ市内で興味を引いたのは、レンタルサイクルです。道路に自転車が並べられてあり、希望者は自転車で街を見て歩くことができるようになっています。確かに街では自転車を使って移動している人を見かけます。自転車置き場は、あちこちにあって最初は、何だろう、日本のような単なる駐輪場だろうとおもっていましたが、並べられている自転車は、すべて同じ形態のものでしっかり固定できるような装置が付けられているのです。

 レンタルの仕組みは簡単です。自転車が並べられた傍には、自動貸し出し機が置かれています。自動車の一時駐車機械のようなものですが、箱型になっていて、お金の投入口とプッシュホンのようなナンバーボタンが付いています。自転車は、ただ並べられているのではなく、1台ごとに固定されロックが掛かっています。自動貸出機にお金を入れ、借りたい自転車の番号のナンバーをプッシュすれば自転車のロックが外れる仕組みになっているのです。自転車は、同じ形、ギヤァにはカーバーが付いていて、盗むのは不可能です。返すときは別の自転車置き場でもいいので、同じ場所に戻る必要はありません。さすが世界一の観光地パリならではのサービスだと感心しました。日本も観光立国を目指すのであれば、こうした配慮が必要なのでしょう。パリは、いろいろの勉強をさせてくれました。
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