小売業は、その国の生活を映す鏡のような存在であるが、世界のショッピングセンターや小売店の実情から、生活全般の変化を考える。
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人気のアウトレットモールにも欠点がある
 オープンしたあみプレミアムアウトレット

 7月9日「あみプレミアムアウトレット」がオープンしました。前日の8日には、招待客だけを対象にしたプレオープンを行いましたが、それだけで2万3000人が来店したとのこと。高速道路からのアプローチは、駐車場まで直接入れるということで比較的良いようですが、一般道路が大変混んで、20分で行けるところが2時間かかったという話も聞きました。オープン当日は、テレビの中継もあって、華々しいオープンでした。開店前に3500人が並び、午後7時までには、3万人の来場者があったとデベロッパーは発表しています。首都圏から最も近いということで、「あみプレミアムアウトレット」に対するアウトレットフアンの期待も大きいようです。景気が冷え込んでいる中で、アウトレットだけが勝ち残るという現象は、まだまだ続きそうです。

 有名ブランド品が割安で買えるというアウトレットの人気に水を掛ける気はもうとうありませんが、アウトレットにも欠点があることを理解する必要があります。アウトレットは、もともと正規の店舗では扱えないものを売っています。つまり、安いのにはそれなりの理由があるのです。機能的にはまったく問題はありませんが、ちょっと傷や汚れがあるとか、パッケージが破れてしまったとか、正規の店に出していて返品で戻ってきたとか、シーズン中あまり売れず残ってしまったとか、いわゆるB級品を扱っています。従って、完全な商品ではないと後で気付いても文句をいうわけにはいかないのです。

 さらに、問題は品揃えです。同じ商品が必ず扱われているわけではないということです。気に入った商品があっても、その時に買わなければ、次に行った時には無くなっていることがあるのです。欠陥商品や余った商品ですから、継続的にメーカーが作り続けているわけではありません。逆にメーカーは、こうした商品をできるだけ減らそうとします。アウトレットで売るために商品を作っているのではないのです。直ぐに買わなければ次は無いということは、言葉は悪いですが、一種の店舗の脅し文句と言えます。そこで、お客は気に入った商品を予定が無かったにも拘わらず買ってしまうのです。本当に欲しいものは違っていたのに、ブランドが割安で買えるという事で妥協してしまうのです。

 サイズも問題です。揃っているかどうか、判りません。テレビのレポーターは、このブランドのシャツやドレスが30%、50%引きで買えるから素晴らしい、と盛んに感激の声を上げていますが、ピッタリのサイズはあるのでしょうか。衣料はサイズがなければ、何も無いのと同様です。アウトレットにサイズが必ずあると期待してもしょうがないということです。逆に、サイズがあったからと、似合わないものを買ったりするケースも見られます。だから、アウトレットは不満が残らないように、他の楽しみのあるところ、つまり避暑地や観光地の近くに作られるのです。

アウトレットにも欠点がある

 自分の住んでいる近くにもアウトレットができれば、と思うことなかれです。あまりお客に近いと、アウトレット経営はやっていけないでしょう。遠く離れているから、折角来たのだから何か買って帰ろう、と思うのです。近いと来やすいので、次を期待します。お気に入りのものが無いからといって、妥協する必要が無くなります。逆に言えば、お客が妥協してくれるから、残っている商品が売れていくのです。また、遠くて次回に来るのが何時になるか分からないから、衝動的に何かを買ってくれるのです。

 アウトレットセンターの魅力は、強力なアウトレットストアが揃っていることです。強力なアウトレットストアとは、名前だけでなくそれなりの商品を持っている店舗です。そんなことは絶対といっていいほど無いのですが、正規の店舗で売れていれば、アウトレットでは魅力のある商品が揃わないということになります。そこで、最近ではアウトレット用商品も作られていると言われています。アウトレットに来たお客に、買物の満足感と品揃えの豊富さを演出する商品です。例えば、ブランドのロゴが入ったTシャツとかタオルとかカップといった類です。よくよく吟味してアウトレットを楽しんで欲しいものです。
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