小売業は、その国の生活を映す鏡のような存在であるが、世界のショッピングセンターや小売店の実情から、生活全般の変化を考える。
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アウトレットセンターは数が少ない
 現在、アメリカには4万5000からのSCがあります。このうち65%位がネイバーフットSC(NSC)と言われる小規模、近隣型のものです。スーパーマーケットを核店に日常生活に必要な商品を扱うのですから数が多くなるのは当然のことと言えます。このNSCの機能に実用的なファッション商品を付加したコミュニティSC(CSC)まで含めると95%近くになります。つまり、この2つのタイプでほとんどの買物は済んでいるということです。

 逆に、よそ行き着のような非日常ファッション商品や家具、大型家電などを付加したリージョナルSC(RSC)は、4%位、有名ブランド品などを付加して街中での買物と同じ機能を提供するスーパーRSC(SRSC)に至っては1%位しかありません。数にすると500ヵ所ほどということになります。日常生活からかけ離れた買物は、それほど必要とされないのです。

 工場直送のアウトレットセンターにしても同様です。いかに魅力のある商品で、安価だからと言っても買物は多くないのです。お客のニーズが少ないということもありますが、もう一つ数が増えない理由があります。それは、商品の補充です。工場では通常では売れない製品がたくさんあると言っても、あくまでも例外なのです。従ってあまり店数が多くなると、商品が間に合わなくなってしまうのです。

 景気が悪化して、売れ行きが落ちている時であれば商品は間に合うのですが、売れ行きが良くなれば、すぐに商品は欠品してしまいます。これでは、安定した商売はできませんし、SCも成立するのが難しくなってしまいます。そこで、最近では、アウトレットセンター向けに特別に製品を作るという工場も出てきているようです。

 いくらアウトレットセンター用の商品を作ったからと言って、商品が間に合うものではありません。従って、数が多くなることはありません。アメリカでも90年代の初めにブームがあって急速に数を増やしましたが、その後あまり増えていません。SRSCでも500ヵ所くらいですから、アウトレットセンターも現在500ヵ所弱ではないかと思われます。日本では、できても100ヵ所がいいところと言えるでしょう。
 
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