小売業は、その国の生活を映す鏡のような存在であるが、世界のショッピングセンターや小売店の実情から、生活全般の変化を考える。
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イーアスつくばで見つけた興味深い飲食ゾーン
入口部分にある表示
  つくばの中心地で用事を終えて、昼食のためにSCのイーアスつくばに寄りました。2回目の訪問になりますが、水曜日なのに思いの外お客が入っていました。初回は、オープンして2週間目ということで、混んでいるのは当たり前、次に来たときが問題と思っていたのですが、意外とお客が多かったのです。特に、小さな子供を連れた母親といったお客が目に付きました。

 食事の場所は、このSCの売り物でもあり、かなり充実しています。3階にあるフード・コートを初め、1階のレストラン街、それにアウトモールと呼ばれる場所にある「美味コレクション」など、どこにしようかと迷ってしまうほどです。イオン・レークタウンでも飲食関係の充実が目立っていましたので、最近のSCの傾向と言えるでしょう。

 今回は、ちょっと変わったところで食べようということで、アウトモールの「美味コレクション」で食べることにしました。入口の前に立っている店員の案内で、店内に入るとすぐ受付カウンターがあって、その奥に客席ゾーンがあります。客席は、ひとつの広々としたスペースで、壁面に和食の「海鮮和食なぶら」、洋食の「ビストロろだん亭」、中華の「梅蘭」、ラーメンの「支那そば勝丸」、インド料理の「GARA中海岸」、カフェの「パシフィックカフェ」の6つのキッチンが並んでいます。お客はこのうちで好きなものを選べるということです。

 見た目はフード・コートのようですが、実態はまったく違います。フード・コートは、セルフサービスのシステムです。お客が自分で、各飲食店に出向いてお金を払って注文をし、出来上がると自分で運び、適当な席で食事をし、終わると食器を片づける、というものです。「美食コレクション」には、ウエイトレスがいます。客席には、このウエイトレスが案内してくれます。お客自身が、適当な席を選ぶのではなく、ウエイトレスが案内してくれる席に座るのです。

客席ゾーンの壁面に並ぶ各店のキッチン
  各客席に置かれているメニューで食べたいものを選び、注文を取りに来たウエイトレスに頼みます。出来上がった料理はウエイトレスが運んでくれます。もちろん食べ終わると、ウエイトレスが片づけてくれます。つまり、テーブル・サービスがあるのです。百貨店の食堂のようでもありますが、専門の飲食店がキッチンを並べている、というところがミソです。秋葉原UDXにフードショーというレストランがありますが、形式的には似ています。あえて違う点を上げれば、フードショーは、一つの企業が行っているのに対して、「美食コレクション」は、専門店が並んでいるということです。

 「美味コレクション」のメリットとしては、ひとつは各専門店の客席に無駄が少なくなるということです。レストラン街のように各店それぞれということになると、混むお店と空いている店とのばらつきが出てきます。一つにまとめてあるので少ない店も多い店も関係がないのです。お客は、それだけ待たずに食事が出来ます。二つ目は、スペースが広く、ゆったりと客席が取ってあるのでウエイトレスも動きやすいと言うことです。オペレーションが楽になるのです。三つ目は、フード・コートのように安さと早さが先に来るのではなく、専門店の美味しいものが食べられるということです。四つ目は、フード・コートのようなセルフサービスに馴染まないお客を捕まる、ということです。レストランのようにサービスをして欲しいというお客も居るのです。お客を観察していると横浜・中華街でも人気があるといわれる梅蘭のやきそばを食べている人が一番多いようでした。この形式は、これから増えてくるのではないかと思います。
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