小売業は、その国の生活を映す鏡のような存在であるが、世界のショッピングセンターや小売店の実情から、生活全般の変化を考える。
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ソフト面でもたくさんの仕掛けがある巨大“エコストア”
 トップライトで太陽光が一杯入る。
 イオン・レイクタウンのCO2削減対策は、もちろんハード面だけではありません。イオンが今年(1008年)3月に発表した温暖化防止宣言によると、4つの取り組みでCO2を削減していくとしています。まず第1に店舗での設備・仕組みによる削減50万CO2t、第2に商品・物流における削減57万CO2t、第3にお客さまとともに取り組む削減31万CO2t、第4に京都メカニズム活用41万CO2tで合計185万CO2tを2012年に削減するとしています。

 そこで、イオン・レイクタウンではハード面に劣らずソフト面でも充実したプログラムが用意されています。「マイバッグ」の利用を促進する買物袋持参運動、バイオマス包装資材を使用した食品トレー、商品の配送・陳列に繰り返し使えるリターナブルコンテナ、店頭でのリサイクル回収などの3R(リデュース、リユース、リサイクル)は、もちろんのこと、地域住民が持ち寄った廃油でバイオディーゼル燃料を作る「レイクタウン油田プロジェクト」なども計画されています。

 さらに、環境意識の向上を目指したさまざまな仕掛けが見られます。例えば、施設内3ヵ所に設けられた「ACT GREEN INFO」です。これは、「イオンのエコアクション」「お客さまとのエコアクション」「地域のエコアクション」などさまざまな情報を発信するスペースです。

 また、「ACT GREEN INFO」は、”エコストア”を象徴するスペースとして、「ACT GREEN INFO」で提供するエコ関連コンテンツに加えて、「触れる地球」を展示したり、子どもたちや市民のコミュニティアートを展示するエコアートギャラリーを設けたりしています。さらに、施設内の各所には国内外の12組のアーティストによる「エコ」の視点を盛り込んだ150点以上の作品が常時展示されることになります。

 その他、自然界の水の流れを再現することができる「フローフォーム」、環境映像を配信する「Green TV」、”エコストア”を実感するエコツアーの開催などでエコ意識を高めていくことにしています。上野・不忍池の3倍あるという貯水池を利用して、ウォーキングやサイクリング、池にヨットを浮かべるなどのエコライフの仕掛けも地元のNPOとも相談しながら実施していく考えということです。

 イオンにとってイオン・レイクタウンは、7店舗目の“エコストア”になります。“エコストア”としては、これまでの集大成であり、2012年30%削減に向けての再スタートの店舗と言えます。つまり、ここにはこれまでの“エコストア”で培ったノウハウが集積されているとともに、これからの可能性を引き出す新しい技術が導入されている、ということです。もっと大きく言えば、レイクタウンを見れば、日本の“エコストア”の最前線を知ることができるということです。
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テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

イオン・レイクタウンオープン日程決定
 巨大”エコストア”として注目を集めているイオン・レイクタウンのオープン日程が10月2日に決定しました。テナントの数も565店とららぽーとの540店を超えています。うち飲食店が五分の一の113店になるそうです。これだけ大きなものは、日本広といえどももう作られることはないでしょう。
 
 大きいことは、ともかくとしてイオン・レイクタウンは、21世紀でのエコへの取り組みを切り開く店舗ということで、注目されています。ここに導入された技術や設備といったものが、今後の”エコストア”の基準となって、進歩が加速していくだろうと思われるからです。今や環境問題は、日本だけではなく世界中で取り組まなければならない課題となっています。小売業もこれまで消費者ニーズの名のもとに大量のCO2を流してきたことは、否めないことです。

壁面に貼られたソーラーパネル。全部で4000㎡にもなる。
“エコストア”と言っても、明確な定義はありません。イオンの場合、国土交通省が作成した総合環境性能評価システム(CASBEE<キャスビー>Comprehensive Assessment System for Building Environmental Efficiency)のAランク以上を基準の一つにしている、ようです。キャスビーは、建築物に対して決められた基準ですが、今のところもっとも適したもののようです。“エコストア”をもう少し砕いて言えば、これまで各個バラバラに行ってきた活動を、コンセプトを明確にし、体系的に整理して設備・仕組みを導入した店舗ということになるでしょう。そうでなければ、20%のCO2t削減は、実現不可能だからです。

イオン・レイクタウンで、もっとも注目されるのが、「ハイブリットガスエコシステム」です。削減内訳の72%、6500CO2tを占める熱源システムの多くは、この国内初導入のシステムによるものです。このシステムは、これまでの都市ガスを使って発電と同時に、発電時に出る廃熱を利用して蒸気や冷熱を製造・利用するだけではなく、発電した電気の一部をターボ冷凍機に利用し、これによって従来のエネルギー効率1に対して約2.6倍のエネルギー効率を上げられるというものです。

国内商業施設最大の「ソーラーパネル」も注目されています。総面積4000㎡にのぼるソーラーパネルは、瞬間発電量487kw、年間約41万kwhの太陽光発電が見込まれています。電気自動車の高速充電ステーションを設置したことも国内商業施設初です。ただし、電気自動車の発売は来年以降ということで、取りあえず1基だけ、とまだ話題先行のようです。同時に設置した電動バイク用の11基の方が、実用的でしょう。

その他、ハード面では外壁の一部に吸音性、断熱性に優れていると言われる「壁面緑化タイル(コケタイル)」の設置、商業施設では国内初となるLED照明、地中で空気を冷やす地中熱利用システムなどの空調機制御システム、外気を水の気化熱で冷却し、空調付加を軽減するメガクールシステム、打ち水効果の打ち水ベーブ、駅とSCを結ぶシャトルバスにハイブリッド車両を導入するなど、さまざまな設備・仕組みが導入されています。

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