小売業は、その国の生活を映す鏡のような存在であるが、世界のショッピングセンターや小売店の実情から、生活全般の変化を考える。
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真の“バリアフリー”で快適な生活を
ガスコンロでもお年寄りに安全なものが開発されている。   
 高齢化の進行で“バリアフリー”が注目されている。バリアフリーの語彙は、「障壁のない」ということであるが、具体的には段差や仕切りをなくして高齢者や障害者にやさしい住まいスペースにしようというものだ。高齢になると、体は自由に動かなくなるし、注意が散漫になって、怪我が多くなる。玄関の段差、床や敷居の段差などちょっとした段差でも高齢者は、足を引っかけることがあるのだ。さらに、車椅子になると、まったく身動きが取れないということになる。問題は、高齢者にはこのときの怪我が、致命的になりかねないということだ。
 
 バリアフリーは、段差や仕切りをなくすということであるが、お年寄りにとって住まいの危険は、それだけではない。その一つは、火災だ。台所で料理をしていて、お客が来たのでガスを付けっぱなしにしてしまったとか、他の仕事を思い出して暖房器具を消し忘れたために火災につながったなどの話をよく聞く。お年寄りにはあちこちに火災の危険が潜んでいるのだ。

 もう一つは、室温の問題だ。部屋の温度差のために、体の調子を壊すといったことも少なくない。暖かい部屋から、寒いトイレやお風呂に入ると、急に血圧が上がって脳や心臓に大きな負担がかかる。トイレやお風呂でお年寄りが倒れるのは、その原因が多い。その上、お年寄りが一人で住んでいるケースが問題だ。子どもなどが同居していれば直ぐにでも救急車を呼ぶなど対策が打てるが、一人では手の打ちようがない。血圧に問題があるので、別に住んでいる娘さんが遊びに来たときにしかお風呂に入らない、と言った話を聞いたことがある。

 住まいの“バリアフリー”と一口で言っても、さまざまな問題がある。こうした問題を一つ一つつぶしていかなければ、本当の“バリアフリー”にはならない。最近では、その解決のための研究も進んでいる。その一つは、床暖房だ。電気やガスを使用したものがあるが、石油や電熱を使うより格段に安全だ。お風呂では、サウナなどと一体になった暖房もあるが、後から簡単に取り付けられる温風器なども開発されている。台所のコンロでは、空焚きを知らせるものとか、ある程度の時間が来ると火が消えるもの。トイレでもお尻を温めてくれるウォシュレットなど日進月歩である。

 “バリアフリー”は、段差や仕切りだけでなく、部屋の温度差や火の始末なども含むということをもっと意識する必要がある。段差や格差だけでは、折角の“バリアフリー”も意味をもたないということだ。実際に、お年寄りのために改築などをしようとする場合、工務店やリフォーム業者に頼むということになるだろうが、多くの業者は頼まれたことしかやらない。トータルによく研究してリフォームをすることが肝腎だろう。
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テーマ:快適な生活のために - ジャンル:ライフ

アウトレットが作られる場所
 チェルシーのアウトレットセンターは、圏央道の阿見東インターチェンジにオープンする予定である。圏央道は、まだ開通は一部であるが、常磐自動車道には数分で交わる場所だ。アウトレットセンターは、アメリカでもとんでもない場所に作られるので、高速道路に近いと言うことが重要な条件になっている。従って、佐野プイレミアムアウトレットにしても御殿場プレミアムアウトレットにしても高速道路に近いところに作られている。

 “とんでもないところ”というのは、既存の商業立地ではないところということだ。ショッピングセンター(SC)は、その規模とマーチャンダイジング、つまりどんな店を揃えているかによってお客が来店する範囲が決まってくる。スーパーマーケットやドラッグストアのような日常生活必需品を扱っているお店で構成する近隣型SCは、車で10分以内,人口にして1~2万人、大型店が核店になるような地区型SCでは、車で15分以内、3~10万人、大型店、百貨店など核店が複数あって、テナントの数も多い地域型SCでは、車で20分以内、10~20万人となっている。アメリカでは、さらに車で30分位離れたところからお客を呼ぶ超大型のSCなどもある。ところが、アウトレットセンターは、1時間とか1時間半とかを掛けてくるようなところに作られている。生活に直接関係はないが、お客の好む魅力的なブランドを安く売っているから遠く離れていても成立可能なのだ。アメリカでは、砂漠や荒野の真ん中に忽然と現れてくる。

 アウトレットセンターが成功するためには、もう一つ重要な条件がある。いかに魅力的なブランドを安く売るからと言って、多くのお客を集められるわけではない。長い距離を時間を掛けて買物に来るには、それなりの条件が必要なのだ。それがリゾートである。魅力的な観光地などが、そのアウトレットセンターの先にあるとか、隣接してあるとかしている。アメリカでもラスベガスやパームスプリングの途中にあったりする。最近では、ラスベガスやホノルルなどの郊外に作られたりしている。日本でも箱根や軽井沢といった観光地の近くが選ばれている。その点、阿見東はどうだろう。常磐高速道路の先にあるスパ・ハワイアンか、大洗海岸なのか、あるいは新たに目玉を作るか。茨城県も周囲を活気づけるチャンスと思って、真剣に取り組むべきである。

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アウトレットセンターが阿見東にオープンの計画
 茨城県の阿見東に大型のアウトレットセンターが開業するらしい。2009年の夏に圏央道の阿見東インターチェンジの隣接地にオープンするという。日本では、「御殿場プレミアム・アウトレット」(2000年7月13日開業)、「りんくうプレミアム・アウトレット」(2000年11月23日開業)、「佐野プレミアム・アウトレット」(2003年3月14日開業)、「鳥栖プレミアム・アウトレット」(2004年3月12日開業)、「土岐プレミアム・アウトレット」(2005年3月4日開業)、「神戸三田プレミアム・アウトレット」(2007年7月6日)の6カ所のセンターを展開するチェルシージャパンが手掛ける。チェルシーは、さらに今年秋には宮城県仙台市にも「仙台泉プレミアム・アウトレット」を開業する予定である。
 
 チェルシーは、米国でアウトレットセンターを専門に開発するデベロッパー会社であるが、日本では三菱地所、双日と合弁でジャパンを創っている。米国でもプレミアムという呼称でニューヨークからロサンゼルス、ホノルル、サンフランシスコなど全米主要都市に、30カ所近くのセンターを展開している。日本でもアウトレットと称するものは、この間数多くオープンしているが、チェルシーのものは、本格的なアウトレットモールとして評価が高い。

 アウトレットセンターとは、有名小売・メーカーブランドやデザイナーブランドを割安で販売するアウトレットリテイラーを集積したSCである。もちろん割安には理由がある。製造段階で、キズや汚れが付くとか、発注間違いで残った在庫とか、お客からの返品といったものを扱っている。最近では、アウトレットに出すために商品を作るメーカーもあるようだ。阿見東のアウトレットはオープンすれば首都圏にもっとも近い本格的アウトレットセンターということになるが、大いに注目したいところだ。

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ショッピングセンターと暮らしとの関係
 今年の初詣は、どこも盛況のようだった。私も茨城県の鹿島神宮、浅草の浅草寺、地元の徳満寺などにお参りをしたが、どこも例年より賑やかだった。天気の良かったことが、一番の理由に挙げられているが、それだけではあるまい。昨年のゴタゴタを振り払って今年こそは良い年にしたいという多くの人の願いが、こうした結果につながっているのだろう。

 ゴタゴタの一つにガソリンの値上げがある。ガソリンだけでなく原油の値上げは、多くのものの値上がりとなるのだが、この傾向は今後も続きそうな雲行きで、頭の痛い問題だ。ところで、ガソリンの値上がりは、買い物にどう影響を与えていくのだろうか。70年代、アメリカに視察旅行に行ったとき、2回のオイルショックに見舞われた現地の情況をつぶさに見た。急速なガソリンの値上げは、家計を直撃し車社会のアメリカは大混乱となった。

 この時、明らかになったことは、リージョナルショッピングセンター(RSC)とかスーパー・リジョナルSC(SRSC)と言われる大型のSCの業績が極端に悪化したことと、逆に、ネバーフッドSCと言われる近隣型のSCには、大きな影響はなかったことであった。大型SCは、車で30分からの範囲を商圏としており、ガソリンを少しでも節約したいお客に敬遠されてしまったのだ。もちろん大型SCは、ファッション商品や家具など無くても我慢できるものが多いし、近隣型SCは、食料品などの生活に欠かせないものを扱っているので、それも大きく関わっているだろう。

 乗り合いバスの運行、SCに来店したお客にガソリンの割引券を出すなど、対応策はさまざまであったが、商圏の縮小は、避けられなかった。このように、買い物と暮らしには、大きな関係がある。このブログでは、暮らしの視点で買い物の場を主に問題にしていきたいと思っている。
 

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